夜勤専従看護師

夜勤専従看護師に必要なスキルは?どんな人が向いているの?

夜勤専従看護師のスキルや向いている人

夜勤専従看護師は、高収入が期待できるなど、メリットの多い働き方として注目されています。

夜勤専従看護師として働くために必要なスキルや、夜勤専従看護師に向いている人の特徴をまとめました。

夜勤専従看護師に必要なスキルは?

夜勤専従看護師に必要なスキル

夜勤専従看護師の求人では、看護師としての経験やスキルが求められる場合がほとんどです。

2~3年以上の臨床経験をはじめ、判断力やコミュニケーション能力が必要となります。


日勤の看護師と比べ、夜勤専従看護師に求められる能力は高いです。

基本的な看護スキル

夜勤専従看護師の条件でもっとも重要視されるのが、基本的な看護スキルです。

夜勤の仕事は少人数で働くことが多く、職場の規模によっては1人で対応する場合もあります。


そのため看護師としての知識が豊富で、十分な経験を積んだ即戦力が求められる傾向にあります。

採血、吸引、ルートキープなどは1人でできるようにしておくのは最低条件です。


新卒や看護師としての経験が浅い場合は、夜勤専従看護師として働くのは難しいでしょう。

判断力

夜勤専従看護師は、予期せぬ出来事にも冷静に対応できる判断力が求められます。

人数が少ない夜勤の現場だからこそ、臨機応変にその場の状況を見て対応できる判断力は重要なスキルです。


施設勤務の場合は夜間に医師が常駐していないことが多く、患者さんの急変時の判断は夜勤専従看護師に委ねられます。

病棟勤務の場合も、急患に的確に対応できる判断力が必要です。


また限られた時間と情報の中で、何を優先すべきか判断できる能力も重要です。

コミュニケーションスキル

患者さんの昼間の状況や、日勤の情報を集めることのできるコミュニケーションスキルは、夜勤専従看護師にとって必須のスキルです。

人が少ない時間帯に働く夜勤専従看護師は、日勤の看護師と話す機会があまり多くありません。


限られた時間の中で多くの情報を手に入れられるよう、積極的にコミュニケーションを取れるようにしましょう。

夜勤専従だからといって周囲とのコミュニケーションを疎かにしていると、仕事に影響が出てしまいます。


また、夜の時間は患者さんも不安になることが多いです。

そのため、夜勤専従看護師にとって、患者さんのメンタルケアも大切な仕事のひとつです。


患者さんへの気配りや観察力といったコミュニケーションスキルも高めていきましょう。

どんな人は夜勤専従看護師に向いている?

夜勤専従看護師が向いている人

夜勤専従看護師には、向き不向きがあります。

さまざまな特徴の中から、夜勤専従看護師に向いている人のポイントをまとめました。

責任感のある人

少ない人数で働く夜勤専従看護師は、周囲との繋がりが希薄になりがちです。

そんな中で自分の判断に自信を持って仕事をするには、強い責任感が必要です。


患者さんの急変にも対応できるよう、積極的に自分から情報収集を行い、日頃から患者さんの観察をすることはとても重要です。

緊急時の対応は自分が担うという強い責任感がある人は、夜勤専従看護師として活躍できるでしょう。

体力がある人

夜型のタイプや、体力に自信がある人は、夜勤向きといえます。

看護師の仕事は、日勤でも体力が必要な仕事です。


昼夜逆転生活になる夜勤専従看護師には、日勤で働く以上の体力が求められます。

夜勤はどうしても生活リズムが乱れがちになるため、夜勤に耐えられるだけの体力がないと、健康面に悪影響を及ぼします。

効率の良い仕事ができる人

夜勤の時間は日勤より人が少ないため、患者の数に対して一人当たりが受け持つ仕事量は多くなります。

限られた時間と人員の中で、どれだけ効率よく仕事ができるかはとても重要です。


毎日の業務を効率化して、てきぱきとスピーディーに仕事をこなせるタイプの人は、夜勤の仕事に向いています。

プライベートの時間を多く持ちたい人

夜勤専従看護師は、日勤と比べて勤務時間が長い分、勤務日数が少ないです。

さらに日中の時間を自由に使えるため、プライベートの時間を多く持つことができます。


子供と日中過ごす時間も増えるので、家族のサポートが受けられるなら夜勤専従看護師はおすすめです。

院内託児所が利用できる職場もあるので、子育てと仕事を両立することも可能です。

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夜勤専従看護師の家庭との両立について


短期で稼ぎたい人

夜勤の仕事は、日勤に比べて高収入です。

夜勤専従として働く場合、短い期間で高い給料を稼ぐことができます。


しかし夜勤専従看護師は生活リズムが崩れやすく、長期間働くのは体力的につらいこともあります。

そのため、あらかじめ期間を決めて短期で稼ぐという働き方を選ぶ人も多いです。

こんな人は夜勤専従看護師は厳しいかも

夜勤専従看護師になるのは厳しい女性

収入が高く、自分の時間も確保しやすい夜勤専従看護師ですが、人によっては向いていない場合もあります。

以下のようなポイントに当てはまる場合は、夜勤専従看護師は難しいかもしれません。

スキルに自信がない人

限られた人員の中で働く夜勤専従看護師は、高い看護能力や判断力が求められます。

そのため、スキルに自信がない人にとっては責任が重く、プレッシャーを感じてしまうでしょう。


スキルに自信がない場合は、まず人数の多い日勤で経験を積むのがおすすめです。

体力に自信がない人

昼夜逆転する夜勤専従看護師は、生活リズムが崩れやすい仕事です。

シフトが夜に固定されているとはいえ、本来寝ているはずの夜に働くため、体調に影響が出やすいです。


また年齢が上がるほど、体力は落ちていきます。

夜勤専従看護師は、夜勤の仕事に耐えられるだけの体力があるかがポイントとなります。

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年齢が高い人や、持病があるなどで体が弱いけれど、どうしても夜勤で働きたい場合は、患者の急変や難しい処置が少ない介護施設の夜勤がおすすめです。

収入は病棟勤務などと比べて多少下がりますが、働きやすい職場です。

管理職になりたい人

病院での委員会や係の仕事は日勤のスタッフが携わることがほとんどで、夜勤専従看護師は免除されることが多いです。

また病院や施設の運営にかかわる業務の多くは、日中に行われます。


将来的に管理職を目指しているなら、夜勤よりも日勤で働く方がおすすめです。

丁寧に仕事をしたい人

夜勤は日勤と比べてスタッフが少ないため、効率よく仕事をするスキルが求められます。

一人の看護師に対して受け持つ患者数が多いため、どうしても個人にかける時間は少なくなってしまいます。


そのため患者一人ひとりと丁寧に向き合いたい人には、夜勤専従看護師の仕事は物足りないかもしれません。

人付き合いを大切にしたい人

夜勤で働く夜勤専従看護師は、どうしても日勤の仕事をしている人とは休みが合わせづらくなります。

人付き合い重視で働きたい人にとっては、勤務時間が逆転している夜勤専従看護師の仕事は、ストレスを感じるかもしれません。


まとめ

  • 人数の少ない夜勤でも1人で業務をこなせるだけの経験とスキルが必要
  • 予期せぬ出来事にも冷静に対応できる判断力や責任感も求められる
  • 日勤のスタッフと関わる時間が少なく、日頃からコミュニケーションをとるのも大切
  • 体力に自信があり、効率よく仕事ができる人は夜勤向き
  • プライベートの時間や高収入を確保したい人におすすめ
  • 管理職を目指したい人や、体力のない人には不向き


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