夜勤専従看護師

認定看護師を目指す道のりは?



看護師として働いていて、「もっと自分にスキルがあれば」と感じる方は少なくありません。そんな時に検討したいのが「認定看護師になる」という選択です。

看護師そのものが国に認められた優れた資格ですが、そのなかでもより高い知識と熟練の技術の習得を目指すことができるのが、認定看護師です。

ここでは具体的に、認定看護師とはどんな資格なのか、目指す道のりはどのようなものになるのかを説明します。


認定看護師とは

認定看護師は、より臨床現場に近い看護のプロフェッショナルです。日本看護協会が行う審査によって、「特定の分野において熟練した看護技術と知識を用い、水準の高い看護を実践できる」と認定された看護師を指します。

看護分野は時代のニーズに合わせて変化していきますが、2016年時点では、下記の21分野が特定されています。


救急看護  皮膚・排泄ケア  集中ケア  緩和ケア がん化学療法看護  がん性疼痛看護  訪問看護  感染管理 糖尿病看護  不妊症看護  新生児集中ケア  透析看護 手術看護  乳がん看護  摂食・嚥下障害看護  小児救急看護 認知症看護  脳卒中リハビリテーション看護  がん放射線療法看護 慢性呼吸器疾患看護  慢性心不全看護

2016年時点での認定看護師登録者数は17,000人あまり、医療の進化や時代の流れとともに看護師のキャリアアップ志向は高まり、資格の注目度も高まっています。

認定看護師の役割



認定看護師の役割の柱は、「実践」「指導」「相談」の3つです。

特定の看護分野において高水準の看護を実践すること、他スタッフに対し指導を行うこと、そして相談を受けることです。これらの役割を果たすことで、より幅の広い看護や、ケアの質の向上が期待されます。

認定看護師となるメリット

認定看護師になることの最大の利点は、転職・復職や昇格に有利という点です。客観的に看護レベルの高さをアピールでき、選考では有利な材料になります。出産や育児などの事情でブランクを経ての復職でも、希望の職場に採用されやすくなります。

待遇についてはさほど期待は出来ず、認定看護師になったことによる資格手当や昇給は1万円以下に留まるケースが多いようです。


待遇アップよりはむしろ、自身の看護スキルを確実にアップさせ、客観的にも資格としてアピールしやすいというのが、認定看護師となることのメリットと言えるでしょう。

認定看護師として身に着ける高い能力を臨床の現場で活かしていけることは、「患者さんのために」という気持ちの強い看護師にとって大きな喜びとなります。


行動に根拠と自信が加わることで患者さんから信頼されたり、より広い視点での活動ができ、より良い刺激や充実感を得ることができます。

認定看護師と専門看護師の違いは?



看護師がキャリアアップを考えるとき、認定看護師とともに候補に挙がるのが専門看護師です。いずれも日本看護協会が認定する制度ですが、求められる役割、分野、そして受験のための履修内容が大きく異なります。

認定看護師に求められるのは、臨床現場での専門性の高い知識や技術、それらの実践が中心です。


一方で専門看護師には、高い知識や技術を基礎として、より良い看護を提供するための仕組みづくりなど、他の医療従事者や地域を巻き込んだ看護全体のマネジメントが期待されます。

また、資格取得のための期間や合格率も大きく違います。認定看護師の審査を受けるためには約6ヶ月間で必要な単位を履修し、合格率は90%台ですが、専門看護師は大学院に2年間通学する必要があり、合格率は70%台に留まります。

時間や費用、労力的、そして確率的にも、専門看護師の方がよりハードルが高くなっています。


認定看護師を目指す道のりは?



認定看護師を目指す条件は?

認定看護師になるためには、日本国の看護師免許を取得後、通算5年以上の実務研修を行い、そのうち3年以上が認定分野の研修である、という条件を満たしていなければなりません。

そのためいくらキャリアアップしたくても、看護師として5年以上の経験がない若手ではチャレンジ出来ません。通算なので、勤務施設が複数あったり、途中ブランクがあっても大丈夫です。

どんな準備が必要?

まずは専攻する分野を選びます。現在の勤務先での仕事を深めたいというケースもあるでしょうし、全く別の分野を選ぶこともできます。自分自身が「専門性を高めたい」と興味・関心を持てる分野を選びましょう。

その分野での勤務が3年に満たない場合には、異動を願い出たり転職して実績を積むところから始めます。既に実績がある場合、大学内の施設など認定看護師教育課程を実施する教育機関への入学準備をします。


施設は全国にありますが、なかには開講がない都道府県もあり、自宅からの通学が出来ないケースは珍しくありません。通学する半年間の住居をどうするのか、家庭のことはどうするのかを考える必要があります。学費の他の諸費用、住居費用のめどをつけ準備します。

職場には早めに相談



次に考えなければならないのは、通学中の仕事をどうするのかという点です。働きながら通うのが難しい場合、休職扱いにしてもらうケースが多いようですが、人手が不足しがちな病院では、急に休むことになるのは申し訳ないですよね。

また入学のための応募書類では、勤務証明書や推薦書など、施設に準備をお願いしなければならないものがあります。余裕をもって用意できるよう、上司には早めに相談しておいたり、面談の機会に「いずれ認定看護師を目指したい」ということを伝えておけるといいでしょう。


なかには資格取得支援制度があり、学費を一部負担してくれたり、通学を長期出張扱いにしてくれる病院もあります。

認定看護師を目指すことになったら、そういった支援制度のある病院へと転職しておくのも賢い選択と言えます。希望に合った転職先を探すには、看護師専門の転職サイトが便利です。

教育課程修了~認定審査

所定の教育機関において、原則6ヶ月、615時間以上の教育を履修します。共通科目、専門基礎科目、専門科目、学内演習、臨時実習のそれぞれで時間が決められ、レポートなどの課題提出もあります。

全課程を修了したら、マークシート方式の筆記試験による認定審査を受けることができます。これに合格・登録すると、認定看護師認定証の交付を受けることができ、5年ごとに更新審査を受けることになります。

<認定看護師を目指す道のりは?・まとめ>

  • 特定の分野において熟練し高水準の看護を実践できる存在
  • 21分野が特定されていて実践、指導、相談を行う
  • 転職、復職に有利で自信や信頼が生まれる
  • 通算5年以上、認定分野で3年以上の実務経験があること
  • 目指す分野を決め、教育機関を決め費用を準備
  • 勤務先へは早めに伝え、計画的に準備しよう

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