夜勤専従看護師の求人、好条件の職場に転職するには?
夜勤専従という働き方は、家庭の都合で日勤が難しい看護師や、メリハリをつけて効率よく働きたい看護師人気があります。
夜勤専従の働き方ができる職場へ転職するのなら、もちろん好条件の職場を選びたいですよね。
まずは、夜勤専従という働き方について再確認したうえで、好条件の職場を見つけるための転職活動のポイントをお伝えします。
夜勤専従看護師の特徴は?給料は高いの?
「夜勤のみ」という看護師の働き方について、特徴を見ていきましょう。
高収入と言われる夜勤専従の給与額について、さらに、求人数の状況についてもまとめます。
夜勤専従看護師の特徴は?
病床がある病院やクリニック、居住型の介護施設や老人ホームなどで、夜勤のみというスタイルで働くのが、夜勤専従看護師です。
結婚や出産など、ライフステージの変化で夜勤が難しい看護師は多く、その不足分のシフトをカバーする夜勤専従看護師は、重宝される存在です。
勤務時間はおおよそ3パターンがあり、2交代制では18:30~9:30、3交代制の準夜勤で16:00~0:30、深夜勤で0:00~8:30といった時間帯で働きます。
夜勤専従看護師のメリットは、効率よく高収入を得られることです。
少ない勤務回数でもある程度の給与を得ることができます。
慣れてしまえば生活リズムを整えやすいこと、日勤のような慌ただしさが少ないのがメリットです。
デメリットとして、昼夜逆転の生活で体内のリズムが崩れ、体調を崩すケースもある点が挙げられます。
また患者さんの日中の様子を引き継いだり、トラブル発生時は少人数で緊急対応をするのが大変に感じることもあります。
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夜勤専従看護師って給料が高いの?
常勤の場合は夜勤手当が多くなり、非常勤では時給が高めに設定されるため、夜勤専従看護師の給料は高水準となります。
夜勤手当は平均して1回あたり2万円前後、非常勤の時給は2,500円ほどです。
例えば夜勤手当が1回あたり15,000円の場合、2交代制勤務の看護師なら、通常の勤務に加えて月5回夜勤をすることで、75,000円の夜勤手当を追加で得られます。
一方で夜勤専従の場合は、夜勤のみで月に9回働くだけで、付加される夜勤手当は135,000円になります。
つまり夜勤専従なら、少ない勤務回数でも2交代制の看護師より多くの収入を得ることができるのです。
夜勤専従看護師の求人数は少ない
夜勤専従看護師の求人は、他の勤務体制と比べて圧倒的に少なく、看護師の全求人の5%程度に留まります。
また多くの場合、夜勤専従は非常勤で補う方針をとるため、常勤の夜勤専従看護師求人は少なく、パートやアルバイトなどの非常勤求人がほとんどです。
例として、ある媒体の夜勤専従看護師求人を「パート・アルバイト」で検索すれば957件ですが、「常勤」で検索するとわずか67件です。
また、応募資格で臨床経験年数が問われるのが一般的で、少なくとも2年以上、できれば3年以上の経験が求められます。
夜勤専従看護師の職場、好条件で働けるのはどこ?
夜勤専従看護師として働ける職場には、どのような施設があるのでしょうか。
中でも好条件の求人が多い施設について例を挙げます。
夜勤専従看護師はどこで働く?
夜勤専従の看護師求人のほとんどは、一般病院や療養型病院、有料老人ホームや介護老人保健からのものです。
そのほか数は少ないですが、大学病院や医療センター、専門病院、病床のあるクリニックでも求人が見られます。
病棟での忙しさは施設により、次々と業務があって目が回る忙しさというところもあれば、比較的落ち着いて勤務できるところもあります。
とはいえ夜勤は看護師数が少なく、こなすべき業務が多いため、その責任は重くなっています。
夜勤専従看護師、好条件で働くならどこ?
収入条件では、夜勤手当の金額が大きく影響します。
中でも好条件の傾向があるのは大学病院で、平均で32,000円です。
続いて一般病棟や介護施設で30,000円強、クリニックや精神病院では3万円を切ります。
担当業務では、オペ室の手当てが高めで、35,000円程度となっています。ICUや夜間外来も、比較的好条件です。
勤務条件で見れば、「夜勤専従による心身の負担」に関し何らかの対策をとっている施設は、好条件と考えられます。
労働時間の設定や、新人にはベテランを組ませるといったシフトの配慮、休憩時間の確保ができているかどうかが、チェックポイントになります。
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夜勤専従看護師として、好条件の職場に転職するには?
希少な夜勤専従の求人の中から好条件の職場を見つけるには、探し方にコツが必要です。どこでどうやって探せばよいのか、解説します。
夜勤専従看護師の求人はどこで探せる?
ハローワークに夜勤専従看護師の求人が出るケースもありますが、数は少なく選択肢が限られています。より豊富な求人情報を得るには、看護師専門の転職サイトへ登録しましょう。
自宅近くの施設など、ある程度希望の求人先が絞れている場合には、病院や施設のホームページの採用情報を定期的にチェックすることをおすすめします。
また、看護師の同僚や同期、先輩に「夜勤専従での転職を考えている」と伝えておくと、いち早く情報をもらえることがあります。
求人探しを始める前に、まずは常勤・非常勤のどちらで働きたいのか、週に何回ほど働きたいのか、最低でも月収どのぐらいを目指すのかなど、希望条件を明確にしておきましょう。
夜勤専従看護師、より好条件の求人を見つけるには?
応募が殺到するような好条件の求人は、非公開情報として、看護師専門の転職サイトでのみ扱われます。
サイトによって扱う求人やサービスが違うので、まず2~3のサイトに登録して傾向を確認し、自分の希望に近いサイトを利用してください。
登録することにより豊富な情報を得られるだけでなく、専任のエージェントを利用して、転職について色々と相談できるようになります。
賢く転職するには!転職エージェントを活用しよう
転職時の情報量の不足は、「こんなはずではなかった」という転職後のミスマッチの原因になります。
かといって、面接を受ける側が事細かに質問するのは難しいもの。
そこで、転職サイトの「エージェント」を活用しましょう。
自分が希望する条件で勤務できるかどうか、実際の勤務環境についても、転職エージェントが代わりに問い合わせてくれます。
エージェントに希望を伝えておくことで、自分の代わりに好条件の求人を探してもらい、紹介を受けられます。
その他、履歴書の内容や面接について相談したり、面接の日程調整、採用条件の交渉などを任せることも可能です。
まとめ
- 夜勤専従は効率よく高収入を得られるが、ハードで続けるのが大変
- 常勤では夜勤手当が増える分収入が良く、非常勤でも高時給
- 看護師求人全体の5%程度しかなく、非常勤求人がほとんど
- 大学病院やオペ室で夜勤手当が高くなる傾向がある
- 専門の転職サイト、施設のHP、知人の紹介などで求人を探す
- 好条件の求人は看護師専門の転職サイトを賢く利用する
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